1月21日は、癌が告知される以前に申し込んでいた人間ドックの日だった。半年前から予約が必要なところだったので、今頃になった。PSAも検査項目に含まれている。結果について、医師から説明を受けている際、データを見ると、PSAが0.45に跳ね上がっている。0.1台かと思っていたので、びっくりした。慌てて、同じ病院内で癌治療を受けているため、主治医に走り、どうしたことかと聞くと、「ホルモン療法をやっていて、手術て前立腺を切ったわけではないから、PSAが出ることはある」とのこと。しかし、3ヶ月後の検査では不十分ということで、2月にももう一度検査をすることになった。
この日は完全にパニック。もしカソデックスが効かないということになったら、余命は確実に減ってしまう。セカンドラインの薬が効く可能性はファーストより小さい。泣きそうになった。(というか、電車では泣いていた。)
悩んでいても仕方が無いので、予定通り、伊豆長岡の「弘法の湯」へ湯治に出かけた。ここのメリットは安いこと。一人でも泊れること。湯は熱くてあんまり好みじゃないのだけれど、岩盤浴があり、岩盤浴+ミストシャワー+北投石のストーンセラピー(弱い放射線被爆?)の三点セットをこなしていると、時間が潰れ、あまり退屈しない。食事も安い(朝食850円、夕食1050円)、野菜ジュースも売っている、玄米が食べ放題(とはいってもそれ程食べないけれど)、などなど。
湯治で癌が良くなるとすれば、精神面で参っていると、免疫機能も落ちるだろうから、風呂の力で、リラックスし、その副次的な効果で、免疫力の増進、癌細胞の増加抑制という効果だろうか。全く証明されていないけれど、効くと信じて湯治に行くことにしている。家にいて、泣いたり、鬱になるより、風呂で癌と格闘している自分の方が好きだし。
この宿に、普通の客も結構いて、食事も豪華でないし、家族向きじゃないし、健康な人には雰囲気暗いだろうけれど、と思うのだが、割安なのが受けている理由らしい。湯治2泊で13,500円。東京からは、2時間半程度で着くし、特急で往復しても、2万円ちょっとで済む。
有難い宿だ。またよろしくお願いします。
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