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2011年3月31日木曜日

断捨離しなかった食器が役に立ったかも

福島の原発避難民が大勢着の身着のままで関東圏に来ている。会社の人の知人の家族が千葉の公団に定住することになったが、食器も布団も衣類も何もないとのこと。お金よりも、物が直ぐに必要というので、家の中の使っていない食器類をスーツケースに詰めて、会社に持っていった。重い。がさばる。満員電車では迷惑だったろうが、朝いつもより早く出て、2時間もかかったけれど、何とか会社まで持って行った。10キロ分くらいあったかな。どうしてこんなに食器を溜めたのか。益子、笠間、美濃。ノリタケ。今はこうしたものは趣味じゃない。今は殆どが有田の磁器。

しかし、自分が被災して同じ目にあったなら、どうするんだろう。他人に貰った食器は趣味じゃないなあ、と毎日思いながら暮らすんだろうか。難民生活は贅沢は言えないにせよ、仮の宿りで一生を過ごすのは辛い。

福島の人たちが幸せでありますように。

2011年3月30日水曜日

エストラサイトの副作用

エストラサイトにオダインから切り替えて約2週間。4日目から、気分が悪くなり、これが悪心というものか、と思った。食後2時間くらいから(ということは服用後ということだが)、気持ちが悪くなる。食事があまり食べたくなくなる。今まで平気だった玄米の匂いがたまらなく嫌、切干大根も嫌、焼さばも嫌と、匂いのするものが食べたくない。ただ胃がもたれている訳ではないので、食欲はあり、食事が困難ということではないが、メニューに困る。結局、うどんとか蕎麦とかばかり食べている。

頻尿は、オダインの時より良くなった。オダインの時は、夜2時間おきに起きてトイレに行っていたが、今は大丈夫。駅では必ずトイレには行くけれど、オダインの時は電車を降りてトイレに行き、通勤途上で3回も行ったこともあるから、頻度は大きく減った。オダインの時はバス旅行は無理。今も自信がないけれども。

女性ホルモンのせいか、血圧が上がっているのか、耳鳴りがする。また乳首が腫れて痛い。女性みたいに乳首が立っている。これが結構触ると痛い。

薬が効いてくれれば、こんな程度の副作用はどうってことないんだが。

2011年3月25日金曜日

気落ちしたら、湯治

医学的な効果は無さそうだが、精神的な効果を期待して、又もや新潟の栃尾又温泉に湯治に。温いため、寝てばかりで死を忘れる。ぼんやりしている。痛みも和らぐし。癌には効かなくても、精神には良さそう。ただ、食事が単調で飽きるのと、雪でどこへも行けないため、運動不足でフラストレーションがたまる。おばあさんばかりなのは、おばあさんに効く何かがあるのかな。体にラジウムの泡がつくので、細胞の活性化には良い影響があるらしいが。

花粉症の緩和を期待したが、花粉は雪国の上空も覆っているらしく、喘息症状は改善せず。

前回、マーラーの交響曲全集を持っていって退屈したので、今回は、そうでもしないと聞かないブルックナーとベートーベン。前者は眠くなるので正解。次回は指輪の全曲かな。

2011年3月18日金曜日

PSA再上昇でオダインからエストラサイトに切り替え

とうとう、オダインも効かなかった。特に自覚症状はないのだが、今日の検診でPSAが5.45に上昇してしまい、オダインも効いていないことが明らかになった。となると、次は主治医はプロスタールはもっと効き目が弱いから、エストラサイトにしますとの予告どおり、女性ホルモン剤であるエストラサイトに切り替えることになった。

副作用が強いので心配で、特に循環器系に影響があるかもしれない。肝臓の調子は良いのだが、悪影響があるかもしれない。女性化は、死と比べるならばたいした問題ではないけれど、更年期障害は、結構生きる勇気や元気を阻害するもので、やるきが無くなるかもしれない。

「生きようとする意志が萎れている」とは診断の際に同席していた姉の言葉。確かに、意気消沈しているかもしれない。元気を出そうというより、挫けないようにしているので今や精一杯。泣かない、悲しまない。でも笑うことはまだできない。

「来月、エストラサイトが効いているか、確かめましょう、でも効かない可能性が大きいと思う」と主治医は言っていた。抗がん剤が効く場合もあり、5年程度生きている方もいるらしい。どんな人に効くかは分かっていないとのこと。全てはトライアンドエラー。

2011年3月17日木曜日

暖房の無い会社

節電のため、会社が暖房を切っている。寒い。とはいえ、状況が状況なだけに、我慢の毎日。

以前、知り合いの原子力学者から、福島第一原発のリスク、特に大津波が来た時の脆弱性について何度か聞いた。恐らく東電の幹部もこのことは認識していた筈だが、残念ながら、コストダウン優先だったようだ。外部電源が万一の時に機能しないリスクについては、広瀬隆氏も指摘していたが、反対派と同じ意見ということで、顧みられなかったのだろうか。

2011年3月13日日曜日

歩いて友人宅に避難

会社で地震に会い、家には帰れないので、比較的近くの知人宅に避難した。徒歩で2時間。癌のせいなのか、体力の衰えを感じた。歩く早さが遅く、どんどん追い抜かれる。エレベーターが動かないため、7階の知人の部屋まで登るのが一番辛かった。手すりがあったから良かったけれど、無かったら、休み休みだっただろう。

翌朝、動き出した電車で家に戻るが、気力が衰えている。TVを見て、生きているだけ幸せだと思った。しかし、もし病院が被災したら、癌患者はどうなるのだろう。トリアージュ上は後回しだろうなあ。

これから東京は計画停電になるらしい。日本経済の行く末と、病院の電源が心配。

2011年3月11日金曜日

オダイン錠の副作用

ホルモン療法を始めて、カソデックスはたった半年で効かなくなったため、2月からオダインに切り替えている。飲む回数が一日三回なので、昼の分が飲めなかったり、飲むのを忘れたりして、苦労している。薬を飲むのを忘れることは多い。

薬を貰うと、尿が黄色くなると注意書き。確かに白いパンツが黄色く汚れている。カソデックスではそうしたことはなかった。何のせいだろう。オダインの包装もオレンジ色をしている。

問題は頻尿。夜はほぼ1時間か2時間おきに起きないといけない。熟睡できない。花粉もひどいので、熟睡出来ない度はすごい。

でも、薬が効かないと分かったときの衝撃に比べれば、何の問題もない。効いてくれることを祈るばかり。抗癌剤の副作用に比べれば、どうってことないだろう。

カソデックスの副作用より、頻尿を除けば、副作用の程度は弱いと思う。