村上春樹の新刊はまだ1ページ目だけれど、新聞は毎日隅から隅まで目を通して頭に残っているし、DVDも借りて見たりしている。そのうちに、展覧会にも姉に連れていってもらう予定。
麻薬を使っている限り、こうした活動(脳の知的な部分を使う活動)は無理かと思っていたが、どうやら思い違いだったようだ。麻薬は使い始め、増量中などの期間に関しては、副作用が大きいようだが、頭が完全に停滞してしまうようなことはないようだ。
私が現在使っている治験薬の効果については、ある医師は、効き目が一定程度あると考えられるかもしれないと言い、ある医師は、懐疑的であると言い、良く分からないのだが、私は効き目があると信じることにしている。何と非科学的。でも、信じないと、薬は効かない。プラセボでも、信じれば、効く。どの道、治療法は残されていないのだから、止めるメリットはない。
痛みはコントロールできているのだが、残念ながら足の麻痺まではコントロールできず、歩くのに困難な状況にあるため、車椅子を使い、姉の介護の世話になっている。姉がいなければ、病院に行くことも難しいから、今の治療は続けられない状況にあり、とても感謝している。
恐らく、今の状態が長く続くことはないと思うので、今の内に、本を読めるだけ、読んで、近場の温泉など、行きたいところへも行って、人生を楽しむ(?)積もり。これ以上のことは出来ないのだから、高望みはしない。
また、年金事務所から通知が来て、厚生障害年金が貰えることになった。有り難い。一日でも長生きがしたい。
今の状況が一日も長く続きますように。
昔泊まった高級旅館の襖。紙でなく、更紗になっている。戸はないので、戸締りができなかった。鍵のない旅館に泊まったのはここだけ。(民宿では当たり前だろうが。)