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2012年12月13日木曜日

転移癌が憎悪

このところ、更新が出来ず、じろうさんを始め、ご心配頂いた方からメールを頂きました。ありがとうございました。

アビラテロンは、大変に良く効く薬とされているけれど、転移癌への効き目が悪いのだそうだ。私もこの数週間で病勢が悪化し、大腿骨へ転移した癌が憎悪しているようだ。このため、神経、筋肉の痛みが増しており、今までもらっていた痛み止めでは、痛みのために、夜全く寝られなくなっしまった。また、足が麻痺のため、うまく歩けなくなり、外出は殆ど出来なくなった。治験は放射線治療を禁止しているので、治験を止めて、放射線治療で骨の痛みを止めることも考えたが、もう使える薬がない状況だし、今の薬を止めた途端に、骨に転移した癌の憎悪が急速に進み余命も殆ど期待できないだろうから、より強い痛み止めを出してもらうことにし、痛み止めに麻薬を追加してもらった。

麻薬は一応良く効いている。でも、一定の時間を越えると、効き目ががくっとなくなるようで、そのときの痛みはものすごかった。あまりの痛さに泣き喚いてしまった。一人暮らしなので、泣いても意味ないのだけれど、それほどに痛い。

足の麻痺が進んで歩けない、長時間座っていられないなどから、外出も駄目になった。唯一の楽しみだった能を見にいくことも無理になった。車椅子での移動なら外出も出来るけれど、一人では怖い。近所のスーパーも行けないので、買物は姉に頼んでいる。

終活を始めたほうがいいのだろうか。でも何をしたらいいのだろう。家族、友人には病状を話し、余命が長くないことを理解してもらった。後半年くらい生きられればいいな。痛みなしで。

こんな状態なのに、年金事務所からは障害給付は不至急との通知。がっかり。

勤め先の会社の知人からお見舞い。有り難い。






12 件のコメント:

  1. こんばんは。私が考えていたよりも大変な状況だったのですね。でも8月に治験を受けるために病院を移って結果的にはよかったですね。前の病院のままでは神経痛扱いだった、と書いてあったのを読んでそう思います。

    治験中は放射線を当てることもだめなのですか。となるとゾメタやランマークなどの併用もだめなのでしょうね。

    まさぞうさんのブログを読み始め、コメントを書いて
    やりとりをするようになってから、もう結構な月日を
    経て来たと思いますが、まさぞうさんの終活という言葉や、余命が長くないという言葉をみるととても寂しく感じます。もし整理するとすれば銀行の通帳や印鑑など、間違って捨ててしまうと困ると思われるものをまとめたり、終活といえるかはわかりませんが、ブログと並行して、日々の体調を日記にして書き留めてみるのはどうでしょうか。後で読み返してみて、それほど病状も悪化してないとわかれば、活力も湧いてくるかもしれません。

    それではまた

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    1. じろうさん 今の薬の治験は、ゾメタ、ランマークの使用は許されています。放射線は何故か分かりませんが、一切禁止されています。

      銀行の通帳の整理は昔からやろうと思っていて出来ないことのひとつです。殆ど歩けないため、遠くの銀行には行けなくなってしまいました。早いうちにやっておけば良かったと後悔しきりです。

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  2. 更新が途絶えいてらっしゃったので、たぶん病状は、お悪いのだろうと思っておりましたが・・・
    せっかく治験を受けられてうまくいくことを祈っておりましたが、お薬の効果は、見られなかったのですね。残念です。
     しかし、病気っていうものは、同じステージ・年回りがよく似ていてもかなりの差があることいまさらに痛感をしてます。お薬の効き目が見なれないと免疫を高めましょうと免疫治療に期待をかけたりもしますが、これもいまひとつ実態がわからない世界ですので。でも そんな中で運よく成果が見られる方もいらっしゃるようですので不思議ですね。
     私の勝手な思い込みなのですが、まさぞうさんは、おひとりなのですょね。もし、仮に誰かが傍にいらっしゃったら、また違う進行がされていたような気がしてしまうのです。気を悪くなさったらごめんなさい。
     もし可能でしたら、何らかの方法で今の環境を変えることは、難しいでしょうか?おひとりでいらっしゃる事は、決してよくないと思われてしょうがないのです。
    あまり気やすめなことを申し上げるのは、失礼と思いますが、どうか気持ちを萎えないようにしていただきたく、ご自分でこの先の命を計らずにもう少しだけふんばってください。

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    1. 匿名さま ありがとうございます。私はひとりものです。歩けなくなって、病院通いを一人でするのが難しくなり(できなくはないと思うのですが、どこかで歩けなくなりすくんでしまったり、倒れたりする可能性が高いので)、姉について来てもらうようにしています。こんな時に、肉親のありがたさを実感します。友達ではそこまでは頼めません。奥さんがいれば、とは思いますが、自業自得ですね。

      環境を変えるのは、今の病状では難しいです。後はホスピスくらいでしょうか。

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  3. こんにちは
    私もまさぞうさんのプログを時々拝見させていたき、更新がない事にとても心配をしていました。大変お辛い症状だと知り心からお見舞い申し上げます。
    ところで効き目が悪い転移治療といわれる治験ですが痛みに耐えるだけの価値があるのでしょうか?放射線治療で早く痛みを取らないと神経がどんどん冒されていくように思います。それに薬や化学治療だけに頼らず免疫量を高める方がずっと治療になるのではないかと思っています。
    私の主人も50代後半に同じ病気を患って4年目にに入りました。ホルモン治療が効かなくなっても化学療法は絶対しないつもりです。(こう言って主治医とよく口論になります)辛い副作用に耐える価値があれば良いのですがあまりいい情報は聞かれないような気がします。今年に入ってPSAがどんどん上昇して骨盤転移部も増大してもはやこれまでかと覚悟しましたがそれでも化学療法は頭に浮かびませんでした。この8月に痛みは放射線緩和治療で嘘のように治癒しました。
    それと頑張って頑張って必死で情報をかき集めてやって見せました!
    お陰さまでPSAは下がり続け今はフィットネスクラブにも通いテニスも再開しました。
    バスツアーにも沢山参加して紅葉を満喫してきました。お弁当を持ってハイキングにも行きました。これらの事は病気から少しでも離れて楽しい事をいっぱい吸収して・・・と。でも来年はどうなっているんだろう?
    そんなことは吹き飛ばして考えない事にしました。なったらなったで又いろんな治療法を見つけて頑張ります。
    まさぞうさんも恐れず良い治療に前向きに大切な自分の体を守っていって下さい。心から応援しています。

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    1. ぽっぽさん ご主人が放射線治療で良くなられたとのこと、良かったですね!羨ましいです。

      私も病勢次第では、直ぐに治験を止めて、放射線をと考え、準備はしています。麻酔科の先生からも、放射線で95%の痛みは取れるのに、何故受けないのか、と言われ、返答に困りました。

      ご主人がテニスをされるとのこと、今の私には夢のようですが、毎日を大切にされ、充実した人生をお送り下さい。

      私もそうしたいのですが、自分が何をしたいのか、さっぱり分かりません。したい事は幾つかあるのですが(大山に登る、能を見に行く、美術館めぐりをする程度です)、車椅子がないと無理なのことばかりです。大山は車椅子では無理かもしれませんが。車椅子は頼んでいます。来たら、是非チャレンジして見たいです。

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  4. まさぞうさま

    以前、こちらにコメントしたものです。
    主人が骨に転移し、DICになり、そこから車いすで1年過ごしました。覚えていらしゃいますでしょうか・・・
    家で過ごされるなら、病院の紹介で介護の手続きをしたほうがいいです。ケアマネージャーを紹介して下さると思います。
    老人でなくともガンの場合は足腰が使えなくなると、介護の申請ができます。
    ケアマネージャーをとおして車いすの手配や、入浴の手配、必要なものをチョイスしてくれます。
    そのほか、病院で相談すれば自宅に看護師さんも来てくれたりします。
    介護保険を支払っているのですから、使うべきです。
    病院にもいろいろ便利なものもありますので相談してください。
    おひとりで暮らしているので心配です。
    痛みが少しでも楽になりますように・・・・

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    1. 匿名さま ありがとうございます。

      家族に頼んで、介護保険の申請手続きをやっている最中です。

      私は、この数週間痛みでぼんやりしていたため、何も考えられず、家から数百メートルの区役所で情報収集することさえ全く頭に浮かびませんでしたが、姉が見かねていろいろと手続きをやってくれました。

      やはり一人者(独居老人?中年?)が、癌の悪化で家にひとりでいるような場合、何もできないですね。元気な時には、介護保険の手続きをしようにも、「あんた歩けるし、元気じゃない」、と言われそうで、聞きにさえ行けませんでしたが、行っておくべきでした。

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  5. まさぞうさん
    久しぶりの更新、とてもうれしく拝見いたしましたが、同時に痛みの件を伺い、心を傷めています。。
    少しでも痛みがおさまり、まさぞうさんが心穏やかに過ごせますよう、心よりお祈り申しあげます。
    こねこ

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    1. こねこさん ありがとうございます。

      麻薬のお陰で、多少元気になり、頭も復活したようです。劇的な差に驚いています。もっと早く頼めば良かったかな、とも思いました。数日間で症状が急激に悪化したこと、一人住まいなので、自分で何でもする、決める癖がついていたため、その本人が廃人同様になると、何もできませんでした。

      やはり持つべきものは家族、同居人ですね。

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  6. まさぞうさん

    始めまして。
    私の父に末期の前立腺がんが見つかったことから、ネットで色々調べていてここにたどり着きました。
    父は遠方に住んでおり、病状など細かいところは全く私は分かりませんがとても心配で、やっと最近は受け入れられてきたような気がしますが、知ったすぐは毎日涙が止まりませんでした。
    今はまだ何の症状もなく元気にやっているようで、本当にがんがあるのか不思議に思うことすらありますが、いつまでこのまま元気でいられるのかとても不安でもあります。
    まさぞうさんのブログを拝見して、同じ病気の方が頑張っておられるということはとても励みになりました。

    まさぞうさんはお一人でがんに立ち向かっていらっしゃるとのことで、お辛いこともあると思いますが、痛みや辛さなど、お一人で抱え込まないでくださいね。
    若輩者ではありますが、私自身、一人でずーっと物事を考えたりしていると、思想があまりよくない方向に向かってしまう気がします。
    気分転換に誰かとコミュニケーションをとることは大切だと思います。

    最近本格的に寒くなってきましたが、お大事になさってください。
    私もまさぞうさんのことを応援しています。
    痛みがよくなるといいですね…心配です。
    無理のない程度で構いませんので、ブログの更新も待っています!

    なんだかめちゃくちゃな文章になってしまったことをお詫びします。
    それでは

    あき

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    1. あきさま 初めまして。よろしくお願いします。

      前立腺癌の病状、薬の効き方、副作用、余命などは、どうも個人差があまりにも大きいようです。多くの人には、薬が効き、70代の発症ならば、寿命にも影響しないようですが、50代の発病だと、事態が異なるなど、なにせ医者自身が病気の原因は不明、治療法も経験則、やってみないとわからない、と言いますから、人それぞれで、他の癌のように、他人の闘病記があまり役に立ちにくい癌のようです。

      お父様のことは、ご心配と思います。明るくお付き合いされるのが一番と思います。病人にとって、家族が不安で心配そうにされるのが、一番辛いものです。空元気でも、明るく、楽観的に接してあげて下さい。






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