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2012年7月12日木曜日

初診、治療開始から1年11ヶ月

なんだかんだで、初診、生検、治療開始から1年11ヶ月がたった。

文句ばっかり言っているけれど、初診ですぐに前立腺癌と見抜いてくれ、あっという間に治療を開始してくれた今の主治医には感謝している。あそこであの人に出会わなければ、どうなっていただろうか。病院に行ったきっかけは、ひどい腰痛で、整形外科ではヘルニアと診断されたし、確かに、きつい痛みは今もあるので、もしあの日に泌尿器科にも回らなければ、前立腺癌の発見と治療開始が大幅に遅れた可能性が高い。

久留米大は遠かったが、申し込んですぐに治療を受けることができ、費用と時間はとってもかかっているけれど、一応の効果もあった。化学療法、ドセタキセルは中々効いてくれずPSAは大幅に上昇してしまったものの、大腿骨以外への転移が無かったのは、ペプチドワクチンの効果なのだろうか。

もし8月から、某大学病院でアビラテロンの治験に参加できれば、その後の余命はともかくとして、精神的にはとっても良いことなので、とても有り難い。

病気と薬の効果には全く恵まれていないけれど、医者と治療に関しては、比較的恵まれてきたように思う。

当初は、どうして僕だけこんな目に会うのだろうか、と思ったし、ストレスが原因のひとつでもあるので、周囲を恨んだけれど、今では、ま、運命か、と諦めの気持ちになった。恨んでも、後悔しても、泣いても、愚痴をこぼしても、病気が良くなるものでもなし、治療に悪影響があるばかりで、何も良いことはない。ストレス・フリーで、笑って楽しく治療生活を送るのが一番と思う。

後悔があるとすれば、ホルモン療法のうちに、海外旅行をしておきたかった。今では体力的に絶対に無理。スポーツは散々やったので、あまり後悔はない。久留米にももっと早期に行くべきだった。

自宅療養をしているので、本を沢山読めるかと思ったが、具合が悪い時に本は読めなかった。勉強も無理。寝ているばかり。TVのお笑い番組か、教育TVあたりが適当。歩けないため、展覧会などは厳しい。行くと、ぐったりしてしまう。80代でなく、50代の体力が欲しい。

体が動かなくなったため、今まで興味があまりなかった体を使う古典芸能(能のこと)に興味が出てきた。身体に障害があると、できないものに興味が湧いてくるのだろうか。


熊本電鉄は、東急玉川線の緑の芋虫みたいな車両を今も使っていて、社内には東急百貨店の広告。熊本なので、東急はないんだが。。



2 件のコメント:

  1. http://blogs.yahoo.co.jp/usa123_1/ です。
    今私が読んでいるのは「末期ガン科学者の生還」という本です。元九州工業大学の教授で6年前に末期の胸腺がんと診断され、予後3か月から6か月と告知されたそうです。抗がん剤の治療に疑問を抱き代替医療に切り替えたそうです。

    現在72歳で元気にされていて上記の闘病記を出されたそうです。いろんなことを実践されていますが、東京都大田区の松井医院で指導されたことが一番だったそうです。一度試されてはどうですか?

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  2. usa123_1さん 大雨はいかがだったでしょうか。日田や柳川、八女、耶馬溪など、驚くような被害でしたが。

    お勧めの本、今度読んでみたいと思います。

    松井病院のHPで食養外来科の記事をときどき読んでいます。ためになります。西欧医学をやっている人でも、免疫力の向上の方が重要と主張される医師がいらっしゃいますが、まだまだ少数派かもしれません。

    私は、西欧医学が効いているうちは(それが悲しいことに怪しくなりつつあるわけですが)、西欧医学一本で行こうと思っています。

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