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2012年5月17日木曜日

ドセタキセル14クール目、PSAは大幅上昇。がっくりくる。

14クール目を迎えた。ある程度は効き目を見せてくれたドセタキセルも、等々という感じなのか、力尽きたのか、PSAは10を最低値としたまま、今回は22に上昇。発病時、ホルモン剤の開始時が30だったので、あと2クールもしたら、30を超えてしまうかもしれない。この何ともやり切れない状況に、困惑し、がっかりし、疲れた。悲しいと、いうのが本当の気持ちか。

以前、K大病院の先生が、あなたの症状ではドセタキセルが効いても半年程度だろう、と予言し、やはりそうなんだろうか、と思ったことがあったが、それよりは若干長かったが(ペプチドワクチンの効力もあるのかもしれない)、1年経たないのに、効かないことはほぼ確実になってきた。

これからは、可能ならば、治験薬をつないで、生き延び、それも無効になったら、ある程度ドセタキセルも休薬できれば体調も回復するので、再度ドセタキセルを使い、徐々に他の臓器へ転移し、緩和治療を受けながら死ぬまで、数年程度の時間を稼げるかもしれない。それでも、長くて何年かだろう。早ければ来年にはだめかもしれない。10年もドセタキセルで生きられたならば良いかな、という甘い期待は全く手に届かない願望ということになった。

主治医は、併用しているホルモン剤を、女性ホルモン剤のエストラサイトから、カソデックスに変えた。カソデックスは副作用は比較的少ない。エストラサイトのような女性化(乳房が膨らむなど)は無かった記憶がある。これもあまり効果があるとは思えないが、とにかく他に手は無いので、併用する薬をできるだけ変えて行きましょうとのこと。加えて、いつものゾラデックス(90日分)を注射した(この薬がとても高い)。

当日はがっくり落ち込んだが、今は何とか回復し、PSAだけじゃないし、まだまだ外出できる程度には体は動くし、副作用は別にしても、癌そのものは全く痛くもないし、と前向きに考えることにした。落ち込むのも早いが、回復も早くなった。副作用など、薬の効かないことに比べれば、全く大した問題ではないと実感。死が確実に近づいていることが一番の問題だ。

家の隣のマンションは周囲に公開の広い散歩道がある。庭師が常に入っていて、手入れが非常に良い。今年も石楠花が見事。花を見ていると、何故か元気になる。どうしてだろう。生命力のせいだろうか。できるだけ、花を見て過したい。




10 件のコメント:

  1. まさぞうさま
    主人の検査入院の次の日に入院室に迎えに行ったら枕元に赤い字のスタンプで 
      抗がん剤
    と書いてあるカソデックスの入った薬袋がありました 検査の結果を待つまでもなく癌です と言われたそうです 手術はしません 放射線も使いません 云々・・

    あるべっちさん まさぞうさん まーさんのあとを確実に追っているようですね・・・
    50代D2の現実はきびしいのかも・・

    それでも医者は 大丈夫(^_^;)すぐは死なない癌だから~ という雰囲気・・

    たしかに そうだけど  

    ふくざつ・・・

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  2. 磯つぶさん こんばんは。

    前立腺癌のD2はとても重篤な病気ですが、それでもグリソンスコアがどのくらいかで大きな違いがあるようです。私のように9とか、10とかの低分化の悪質な癌は予後は厳しいようです。

    8とか、7でしたら、大分見通しは明るいのではないでしょうか。

    放射線は、病院によって差があり、根治はできないが、QOLを考えて早期に照射しておこうというところ(西日本に多いのでしょうか)、絶対にしない(東京の病院)と考え方に差があるようです。ご検討の余地はあるのではないでしょうか。私は、浅はかにもホルモン療法で数年稼げると漠然と勘違いしていたので、ゆっくり考えようと思っているうち、放射線の機会を逃してしまいました。

    すい臓がんなどに比べれば、直ぐに死なないのは事実なんですが。ただ、早期発見・治療以外に治す方法がなく、転移があれば、いずれ悪化するという点ではとても厳しい癌です。

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  3. まさぞうさん
    こんばんわ近藤です
    うちのお父さんも同じ前立線がんで骨転移でホルモン療法しています。
    薬が効かなくなってくると心配で心配で…
    まさぞうさんのことも応援しています。
    絶対負けないで下さい!!

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  4. 近藤さま

    こんにちは。お父様のこと、ご心配と思います。

    転移があっても、もし高分子の癌で、グリソンスコアも低ければ、そしてお父様の年齢が高ければ、ホルモン剤が効く可能性は高いのではないでしょうか。長く効いている方もいますし、副作用もあまり大きくないので、普通に生活できますから、がっかりなさらないでください。

    もし状況が許されるのであれば、ご健康なうちに、色々な治療を試みられることをお勧めします。

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  5. http://blogs.yahoo.co.jp/usa123_12012年5月20日 12:56

    私は今は安定しているようですが、この先は
    わかりません。リュウブリン注射は12週に
    一回、カソデックスは毎日飲んでいます。

    まさぞうさんもリラックスして治療に専念されてください。

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  6. usa123_1さん ありがとうございます。

    ブログ拝見しました。ホルモン療法が効いていらして、羨ましい限りです。食事にずいぶんと気を使っていらっしゃるようで、感心しました。私は、あまりに痩せてしまったので(70キロ→62キロ)、油脂については多少取るように変えたのと、ドセタキセルの副作用で食べられない時期があるので、食べられる時に何でも食べるように変えました。ゲルソン式、済陽式だと、がりがりに痩せてかえって闘病できないように思いました。

    ブログの方もたまにおじゃまさせていただきます。

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  7. まさぞう さん

    今回の数値を見て、初めは少々びっくりいたしましたが、ある大学の先生が、「抗がん剤は、限りなくいつも下向の傾向になるものではなく、ときには、跳ね上がる時もあるとのこと」でした。
     食事制限・抗がん剤の副作用等で御食事か取れない時期もあったのこと。前にもお伝えしましたが、今後は、体力勝負ですので食べて食べて体力をつけることをお勧めいたします。副作用でお辛いでしょうが若いと癌が元気かも知れませんがその分、若いと体力的には、持ちこたえることが可能ですのです。
     後、余談ですが主人は、むくみが激しく悩んでおりましたが、リンパマッサージをいたしたら、幾分解消されましたので、もしよろしければお試しください。
     放射線治療で、関西方面で照射可能のところが多いとの事ですが、どこのが可能か?ご存じてしたら教えてください。出来る限り調べましたが、なかなかヒットせず、情報に限界をかんじておりました。

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  8. 菜々子さま ありがとうございます。済陽式で、野菜、油脂なし、肉なしを続けていると、ホルモン療法の時は良かったのですが、ドセタキセルを始めると、味覚障害と下痢で体力が持たないと思い、食べられるものだけ食べるようにしています。とはいえ、食べても食べても体重は増えません。女性ホルモンの影響で筋肉が落ち、皮下脂肪が癌細胞に食われてしまって落ち、痩せる一方です。がりがりになったら、癌細胞も食べるものが無くなって降参してくれるのであれば、そうするのですが。。。

    放射線について、2年前に癌と告知された時、色々調べました。その時は遠い関西方面なので、あまり気にも止めませんでした。その後、抗がん剤を始めた時、そうした資料を殆ど処分してしまいました。申し訳ありません。おぼろげな記憶しかなく、不確かなことを申しあげてしまいました。

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  9. 先月、座骨神経痛が一転して、骨転移ありの前立腺がんD2、グリソン8と診断されました。54歳です。かならず生還すると信じて野菜ジュースと運動とで闘病しています。昨日初めてのホルモン皮下注射でした。負けないで東京オリンピックや、リニア新幹線開通を楽しみにしたい。

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    1. tachidemoさん コメントありがとうございます。ご病気で心が折れそうになることもあると思いますが、年々新薬が開発される状況ですので、頑張って長生きをして下さい。

      ホルモン療法が長くなる、抗がん剤治療を始めると、運動はできなくなると思いますので、今の内に体を鍛えておくことをお勧めします。骨が徐々にぼろぼろになってしまうので、私のように歩くことも容易でなくなりますので。

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