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2012年2月23日木曜日

ドセタキセル10クール目(7ヶ月目)、告知から1年7ヶ月、副作用対策をネットで発見

化学療法を開始して7ヶ月、PSAはまた上昇してしまい、13台に。がっかり。落ち込んだが、微増なので、医師は再度下がる可能性もあり、来月まで様子を見ましょうとのこと。来月再び上昇したら、ドセタキセルと併用している服用剤を変更するとのこと。またMRIも撮ることを考えましょうとのこと。転移が広がっているのだろうか。

現在、女性ホルモン+抗がん剤のエストラサイトを毎日4錠飲んでいるが、これをオダイン等に戻して様子を見ることも検討しましょうとの提案らしい。標準治療のレジメン(計画)では、一度効かなくなった薬は使わず、最終的には使う薬がない、投薬は中止ということになるのだが、現在はレジメンどおりではなく、なるべく早期にドセタキセルを開始しながら、色々な薬を試し、時間を稼ぐ方法も試みられているのだとのこと。でも、前回はオダインは殆ど効果がなかったので、どうなるやら。不安が再燃してしまった。お陰で寝られない夜を過したが、あまり考えても仕方がない(出来ることもない)ので、普通に生活することに、頭を切り替える。

ネットで調べたところ、爪、髪、味覚障害、手足の痺れ等は、ドセタキセルの投与(大体45分程度)の前後20分を含む1時間強の間に、保冷剤などで冷やすと表面の血行が悪くなり、障害が改善されることが分かってきたとのこと。学会報告も既にあり、日経メデイカルや、がんレポートや、乳癌などの患者さんのHPなどで紹介されていた。それ専用のキットも開発されており、アメリカの会社が冷却用の帽子、手袋、靴下の5点セットを通販で売っているのを発見したので、アメリカのアマゾンで早速注文しようとしたが、日本へは送れない(アメリカ国内ならば販売可能)とのこと。製造元のHPを見ると、世界中に代理店があり、どこでも販売されているのに、日本のみ代理店の記載がない。同じキットを日本国内の多くの大学病院が、既に患者に貸し出ししているらしい(乳癌の患者さんに)のだが、どうやって購入したのいだろう。ネットでは事情は分からないが、個人的に米国出張時、或いは米国経由で輸入しているのだろうか。5点セットで300ドルなので、欲しいのだけれど、日本では個人では買えない。厚生労働省はこういうものの規制は得意なので、輸入制限をしているのかもしれない。ありそうな感じ。

専用キットは手に入らなかったが、1時間程度、手足などを冷やせば良い訳なので、スーパーで保冷剤を大量に買い、百円ショップで大き目の靴下を2足、帽子を買い、ポットに氷を詰め、手作りで手足、頭、舌を冷やすことにした。当日ドセタキセルの投与直前に綿の靴下、手袋、キャップをし、保冷剤をおいて、その上から毛の大き目の靴下、手袋、帽子を装着したが、なかなか上手くいかない。固まった保冷剤は曲面ではないが、手足、頭は曲面なのでぴったりしない。また少々冷たすぎる。また、口に入れた氷は直ぐ溶けるので、手袋を外し、氷を口に入れないといけない。面倒なので、氷は諦め、手足に集中。帽子も保冷剤ではだめみたいだった。

但し、帽子は改良すればなんとかなるかもしれない。舌を冷やす氷は、難しそうだ。1時間も溶けない氷があれば良いのに。保冷剤を口に入れようか?ちょっとびびる。

余りにも冷たいかなと思ったが、直接保冷剤を手足に当てない限り、1時間ならば我慢はできそうだった。但し体が冷えるので、トイレ対策も必要かもしれない。


2 件のコメント:

  1. なるほど、冷やして血流を悪くするのですか、いいことを教わりました。ネットで検索したらかなり流布された方法らしいですね。今度私も試してみようかな。タオルを氷水で湿らせて、手足や頭にかぶせれば簡単に冷やせるのではないでしょうか。(これ昔冷蔵庫を持っていない時代にスイカを冷やした方法です。気化熱で結構冷えます)。

    でも、私の場合は既に全身至る所に転移しているので、血流が悪くなると手足や頭髪近辺にある癌細胞を殺す効果も減ることはないのか、とちょっとばかり心配になりました。足のむくみには暖めた方が良いという意見もある(現に風呂に入ると改善される)し、頭寒足熱という言葉もあるので、まずは手と頭から試すことにして見ます。

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    1. 木魚さま 冷えるのは、表面だけで、体の芯まで冷えることはありませんから、骨にまで影響があるとは思えません。一時間程度なので、冷えても皮膚、爪、頭皮の部分だけではないかと思います。髪はさておき、爪がはがれるとQOLは大きく低下しますので、試す価値はあるのではないかと思いました。私はまだ効果は現れず、爪の状況は悪化したままです。

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