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2013年5月18日土曜日

痛みがひどくなり入院する

4月中旬頃から痛みがコントロールできなくなった。数日間痛みで寝られず、ある日は横になることもできないほど痛みがひどくなっていた。痛みに顔をしかめたり、反応がおかしかったりしたため、周囲の強い勧めで、主治医の病院にペインコントロールを目的に、入院してきた。

普段は二週間ごとの通院なのだけれど、その間痛みが強くなると、どうにもならない。4月中旬の外来での診察時に、痛みが酷いので今すぐ入院したい、と申し出たところ、4人部屋は一杯だが、個室は空いているとのことなので、迷わず個室に即日入院させてもらった。

私の通っている大学病院は、スパルタ風で、一部の看護士が、患者を高いところから見下ろしているような雰囲気があり、居心地は正直言ってあまり良くなかったのだが、半月入院したお陰で痛みから解放されたので、ま、いっか、という感じ。

毎日医師と適切な薬はなにか、試せたのはありがたかった。二週間に一度の通院だとそうは行かない。また、ついでに放射線治療(痛み止めを目的とした緩和治療)も受けることができ、とてもラッキーだった。病院は家から遠いので、毎日通院するのは難しいので、入院中に放射線治療を受けられたのはとっても幸運だった。入院させてくれ、放射線治療も受けさせてもらえたことについては、主治医と看護士の皆さんに感謝。また突然の入院に対応してくれた姉に感謝。

退院時の請求金額には正直腰を抜かした(は大げさかな)。けれど、痛みには変えがたい。

教訓としては、「痛かったら、迷わず、入院」。


昔泊まった高級旅館の縁側。今となっては懐かしい思い出。全くバリアフリーでないので、お金があっても泊まるのは無理。



6 件のコメント:

  1. 放射線治療とお薬の処方で痛みがコントロールできてよかったですね^^

    やはり、通院より入院するほうが医師も対応しやすいんでしょうね^^;

    話は変わりますが、ペインコントロールされる前は2週間に一回の通院でも病院に通うのは相当苦労されたのではないでしょうか。

    私の場合、家から病院までの電車がないため車で送っていますが、これがもし父が一人で運転していくのは大変だろうなといつも思っています。。。(片道1時間20分)

    電車の場合、朝のラッシュに巻き込まれたら大変でしょう。。。

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    1. KTRさん ありがとうございます。

      私は昨年11月頃から麻痺がひどくなり、長い距離を歩けなくなりました。12月頃からの通院は、車椅子となり、病院まではそれまでは電車とバスだったのが、タクシーに変わりました。タクシーでも1時間かかるため、結構な苦痛です。費用面だけでなく、揺られる、同じ姿勢で座りっぱなしというのがとっても辛いです。ということで、病院には2週間に1度の通院にしてもらったのですが、それがいけなかったようで、痛みがひどくなったときの対応ができませんでした。

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  2. まさぞうさま
    ブログの更新がなく心配しておりましたが、色々あり大変でしたね。
    今はだいぶ良くなったようで安心しました。
    痛みのコントロールさえできれば、まざぞうさんは、まだまだ大丈夫です!

    実は、私の父ですが、先日亡くなってしまいました。癌と分かってから1年5ヶ月でした。
    直接の原因は肝臓に転移があり、末期の状態との事でした。
    治験の為、月に2回は診察がありましたが、4月の初めに肝臓の数値が少し上がった時に、肝臓の転移は大丈夫が聞いたところ、数値的にみて大丈夫でしょう・・と主治医は言っていました。
    骨治療の為の放射線の治験をやる為に、1月から4月までホルモン剤も使えなかった事もあり、psa の上昇も気にしないでとも言われていました。
    治験の話があった1月にとった肝臓のCTでも「影があるように見えるけど・・大丈夫でしょう」と。

    そして、余命宣告は、4月中旬の診察の翌日に、いきなり「数週間です」と。2週間前の前回の診察から、この2週間で急に悪くなった程悪性度が高い(肝臓の転移がまるでこの2週間でおこったような・・・)言い方でした。
    2週間前の診察では、治験の副作用で血小板が5以下になってしまい、治験を中止して、プルセキソールを服用するようになり、こんな余命結果が出るとは
    夢にも思いませんでした。
    あっけない宣告に納得できませんでした。

    私は2.3.4月とCTをお願いすればよかったと後悔しています。
    そこで肝臓転移が分かっていれば、本人への余命宣告だって、いきなり「数週間」ではなく、3ヶ月となったことでしょう。
    抗がん剤をやるなりして、半年の余命になったかもしれません。

    治験の副作用だと思い込んでいた主治医が、肝臓の転移に気が付かなかった事は、ミスでもなく、何の落ち度も無かったのかもしれません。
    経験豊富な医師や、有名な医師でないと気が付かないものなのかもしれません。
    ただ、数週間という余命宣告を、家族へ話すと同時に本人も部屋に呼んで話した事、その時に蘇生処置はどうしますか?と本人の顔をじっと見続けて淡々と確認するところが信じられませんでした。
    ガンセンターというのはこれが当たり前なのでしょうか?
    癌と分かっているので3ヶ月、半年の宣告ならまだしも、いきなり数週間とは、家族に話してからにしてほしかったです。
    本人は、いきなり数週間の宣告に、頑張ろうという気持ちさえ完全に失ってしまったと思います。

    今までこちらでは色々と相談にものっていただき、また、同じような悩みを持っている方々のご意見も聞けて、心の支えにもなっており感謝しております。
    皆様には、後悔のない治療法をされて、一日でも長く生きて穏やかな日々を送っていただきたいと心から願います。
    父の最期に関しては、色々と後悔もあり、どこにぶつけていいのか悩む毎日です。しかし、死んでしまった者は帰って来ないのだと思うと、不満を言っても何の意味もないんだとも感じはじめています。
    結論は、何でも話せる先生に出会える事が一番です。これが難しいのですが。

    *放射線の治験アルファラデンについてですが、父の場合、向いてなかったようです。時期的に考えると、治験の副作用なのか、肝臓転移によるものなのか両方なのか、結論は出せませんが、父の場合、血小板が2以下になり、致命的だったと思います。

    長々と愚痴を書いてしまいましたが、少し楽になりました。
    すみません。ありがとうございます。
    これからも、まさぞうさんのブログ拝見させてください。
    内臓転移だけは気をつけて、痛みのコントロールをして頑張ってください。

    えつ

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    1. えつ様 大切な最愛のお父様がお亡くなりになられたとのこと、心よりお悔やみ申しあげます。えつさんの文章から、お父様をいかに心配していらっしゃるか、伝わっておりました。

      治療は、今の日本では、まぐれの要素がかなりあるような気がします。特に前立腺癌では、標準治療が混乱しつつあるようで、新しい薬が数年先に見えていることもあり、複雑な状況です。医師も混乱していると思います。

      お父様は最善の治療をお受けになられたと思いますが、色々と悔やまれるのも、良く理解できます。私も、今の治療で良いのか、自問自答の毎日です。

      えつさまという最愛のお嬢様を得られたお父様は、大変幸せな方であったと存じます。ご自愛下さい。

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  3. まさぞうさま

    新緑がきれいな季節になりましたね。
    お体の調子が良い日は外に出られると気持ちがいいと思いますよ。

    私の父はきょうから放射線治療が始まりました。
    リンパに転移があるようで、この先どうなっていくのか不安です。
    でも今はとりあえず元気ですし、何でもまだできるので、幸せなんだと思うようにしています。

    まさぞうさんも、以前より出来ないことも増えてしまったかもしれませんが、
    こうやってブログを更新してくださるだけで、
    少なくとも私はうれしいですし、とても励みになります。

    父が病気になって、人は何のために生きているんだろうと考えることが多くなりました。

    父がどんな状況になっても生きていてくれる、
    顔も知らないまさぞうさんが生きていてくれる、
    それだけで誰かが幸せに思えるなら、生きている意味ってこういうことなんかな、
    なんて思ったりします。

    長々と変な話を書いてしまってすみません。

    お身体ご自愛ください。


    あき

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    1. あき様 私も4月の骨シンチとCTで、肺と肝臓への転移が憎悪していることが確認され、またリンパ節への転移も確認されてしまいました。。。脳に転移していないのが幸いですが、かなり悪化してしまいました。大腿骨の転移も憎悪しています。治験薬を使っているから、この程度で済んでいるのかもしれませんし、転移癌についてはあまり効き目がないのかもしれません。

      余命は誰も分かりません。ただ、将来は確実に短いだろうということは言えると思います。毎日を大事になさってください。という私が大事にしているようには、余り思えないのですが。

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