今回2クールの最後まで受けるかどうか、少々悩んだ。前回の投与後、腰痛で歩けなくなった。おそらく原因は、大腿骨に転移している癌の憎悪だろうが、憎悪の要因として、PSAの上昇の他に、久留米までの往復で相当体力的に消耗することも考えられたので、今回は止めようかどうしようか、迷った。ところが直ぐに腰痛も治まったので、当面最後の投与になるかもしれないという思いもあり、出かけることにした。
久留米への往復は、今までは1泊2日の日程だったのを、疲れないように2泊3日に変更した。それでも結構疲れた。最近は、近所の散歩くらいでもかなり疲労感があるから、長時間飛行場までのバス、電車、福岡までの飛行機に座りっぱなしの行程は体に悪いのかもしれない。台風が日本を縦断中だったのも多少影響したかも。
久留米大病院では、ドセタキセルが効かなくなっていることから、積極的に治験に参加することを勧められた。精神的に参っていることを伝えると、先生から「それが普通で、誰でもそうなるものですよ」と慰められた。とはいえ、薬が効かないという事実には心が折れる。
ペプチドの投与は大学病院だから、TVの梅ちゃんせんせいのように、新人の先生がするのだけれど、今回は技術的に難があったのか、4本のうちの1本がまるで体内に入らず、投与直後から、血とともに噴出してしまった。注射をした後、絆創膏のようなものですぐに看護士が血止めをするのだけれど、なかなか止まらない。一応収まったので、会計に行こうとして歩いているうちにズボンが汚れ出した。どうしたんだろうと思い、洗面所で確認すると、血止めが剥がれ、血と白いワクチンが流れ出しており、ズボンが真っ赤になっていた。
慌てて戻り看護士に見てもらう。当然ながら、看護士は何も言わなかったけれど、ズボンの汚れをアルコールで落としてくれた。血まみれのズボンでは確かに不気味。某大学病院の不親切な看護士とはずいぶん違うな、と感心したものの、やはり医師によって注射の上手い下手はあるんだなと思った。
気が動転したため、台風対策で持っていた傘を病院に忘れたことを後で気付いたが、既に久留米駅まで戻っていたため、後の祭。雨に濡れる方が血まみれよりもマシかなと思うことにした。
帰りの福岡空港の展望室からの眺め。台風一過だが、曇り、雨。関東には来ていないピーチ機を写した積もりが、遠すぎた。昔あの展望室で、良く時間潰しをしたことを思いだす。
まさぞう様、下手なお医者に当たると
返信削除最悪ですね。
私も時々リューブリン注射で痛い目に
あったことがあります。
ペプチドワクチン療法が効を奏すよう
願っております。
はじめまして、まさぞうさま。
返信削除５３歳の主人が前立腺がんだとわかった時から、おじゃましています。主人は２年前、健康診断でＰＳＡ４.１を指摘され、２ヶ月後に受診した時には６.２５７に。生検で１本/１２本中ヒット、スコア７で半年後に全摘出しました。（すでに両葉に広がっていた）
手術を待つ間、主人は「カ＊メ」のざくろジュース（１００ｍｌ）を１日２本ずつ飲み続け、牛乳を豆乳にかえたところ、ＰＳＡが徐々に下がり術前３.７にまで（その間投薬なし）。先生も「えっ？何か飲まれてます～？」「トマトですか～？」と。
ざくろジュースは、美味しくて飲みやすく、安価なので主人も術後１年経ちましたが、ずっと飲み続けています。
まさぞう様、はなはだ失礼かと存じましたが、書かせていただきました。
まさぞう様の治療がうまくいきますように願っております。
usa123_1さん ありがとうございます。もし治験が可能となると、ペプチドワクチンは当面止めなければならず、悩ましいところです。
返信削除匿名さま ありがとうございます。ご主人の治療ご心配のことと思います。
返信削除ざくろは、私も一時試していましたが、高かったのと、化学療法に入った時に、食事療法に興味がなくなったことから止めてしまいました。
甘くないので、確かに飲みやすかったと思います。また試してみます。
まさぞうさま、ありがとうございます。
返信削除やはり 既にお試しとのこと、たいへん失礼いたしました。
日進月歩、日々新薬が開発されているようです。アメリカでの臨床試験でかなりの効果が出た新薬「Zytiga（ザイティガ）」の記事を目にしました。（ギズモード ジャパンより）
まさぞうさま、そしてみなさまの治療がうまくいきますように お祈りいたしております。
匿名さま ありがとうございます。ご指摘の薬について調べてみます。
返信削除いっそのこと、アメリカへ行って治療を受けた方が良いのでしょうか。大金がかかるでしょうが。
日本で新薬は相当時間的に承認が遅くなるので、間に合わないだろうと思います。