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2012年6月7日木曜日

ドセタキセル15クール目。腰痛で歩けない。

ドセタキセルも15クール目になった。あと2ヶ月で告知から2年。化学療法を始めてから1年になる。2年は生きていそうだが、3年、5年目はどうなるだろうか。

実は、直前の週末にひどい腰痛になった。理由は分からないが、ドセタキセルが効かなくなったことから、骨盤に転移した癌が進行しているのだろう。突然痛み出し、土曜と日曜は部屋の中さえ歩けず、トイレに行くのも壁伝いという有り様。リフォームの時、廊下に手摺をつけるかどうかで悩み、結局構造的な問題で諦めたのだが、やっておくべきだった。有ると無しでは全く異なる世界なので。バリアフリーにしたのだけは良かったけれど、手摺も必要だった。寝ていても痛いが、気力がないので、一日中寝て過した。

月曜になると、突然痛みが治まったのが不思議。歩くフォームはぎこちないけれど、ゆっくり歩けば痛みはなく、移動にも問題はない。

ドセタキセルの投与は水曜日。PSAは35に急増していた。痛みから、大幅な上昇を予想はしていたが、35とは。治療開始時に戻ってしまい、言葉も出ない。主治医も慌てていた。何故なら最早効く薬は残っていないのだ。後は、ドセタキセルと併用している飲み薬を変えるだけ。エストラサイトをカソデックスに前回変えたけれど、全く効いていない。それ故の大幅上昇なので、オダインに変えると言う。この薬は前回全く効かなかった。恐らく次回の検査時のPSAはいくつになるのだろうか。3年生存は危うくなりつつあるように思え、病院内を歩いていて、お先真っ暗で、めまいがしてきた。来年はもう此処には来れないのかもしれない。帰宅後の夜は、目が冴えて全く寝られなかった。覚悟を決めないといけないのだろうか。

治験にもし参加できなければ、来年で人生に幕となる可能性が増してきているようだ。

主治医に腰痛の件を話し、放射線による緩和治療の希望を話すと、どうぞと言う。今までは放射線については乗り気でなかったが、全く手がないのだから、彼も宗旨替えのようだ。とはいえ、どこも紹介してくれないので、自分で探すことになる。有明の専門医がネットでヒットしたので、後で研究してみよう。治験をお願いしている大学病院は、そもそも治験のみとの話なので、無理だろう。医者に会うだけで2ヶ月かかる病院である。近所の病院にも伝手はない。また治験の条件には、「放射線治療の経験がないこと」というのが結構あるようだ。7月には治験の医師と会うので聞いてみる機会はあるが、それまでに痛みが再発した場合、放射線治療を延期すべきか、開始していいものか、悩む。

とはいえ、PSAだけじゃない、と自ら言い聞かせる。PSAが高くても生きている人は大勢いる。転移がどうなるかだろう。脳へ転移すれば、PSAが低くても、生存は厳しい。

隣のマンションの公開緑地がとってもきれいだ。毎日庭師が入っている。それで管理費は特に高くないようなので、驚異。



6 件のコメント:

  1. まさぞうさんこんにちは。デガレリクスはあれ以来情報が出てきません。私も首を長くして待っているのですが…。薬についてですが、次回はプロセキソールかステロイド剤のデカドロン、あるいは再びエストラサイト(もし前回少量服用でしたら、今回標準量で)を試してみてはどうでしょうか。オダインの次にひょっとしたらプロスタール…という流れになるかもしれませんが、プロスタールは効き目が一番弱かった気がします。
    女性ホルモン系の薬は一旦休薬して再開すると効き目が復活することもあるそうなので、(参照元を失念しました。医師に確認してみてください。)相談してみてはいかがでしょう。
    前立腺癌は内臓や脳に転移しなければ命に関わる状況にはすぐにはならない、という記述を見たことがあります。製薬会社HPによれば2013~2015年度を目標に新薬の発売を目指しているとこのことですので、ここでもう一踏ん張り、二踏ん張りして踏みとどまってください。私も出来る限り、まさぞうさんの役に立ちそうな情報を見つけてきたらお知らせしたいと思います。

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  2. まさぞうさん、治験へのアプローチが順調に進展すればよいですね。
    確かに私の治験の場合にも、放射線治療は治験の開始後が条件となっていました。
    それで今、放射線治療を開始しているのですが。

    今までの私の経験上、治験に関する条件面などについては、医師よりCRC(治験コーディネーター)のほうが詳しいし、看護師であるので患者寄りでやさしく対応していただけると思うのですが・・・。
    まさぞうさん、疑問点などは、治験管理センターのCRCの方に直接電話で問い合わせてみればどうでしょうか。

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  3. じろうさん ありがとうございます。バイエル、武田など、新薬を用意しているようですが、日本はラグがあり、患者は苦労しますね。医療に関しては、国際レベルにあるとはとても思えません。

    来年までは何としてでも生きていたいです。

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  4. まーさん おはようございます。治験コーディネーターという存在そのものを始めて知りました。某大学病院にも存在するのか、調べて見たいと思います。結構それ自体も大変な作業になりそうな気がします(そんな迷宮の病院でした)。

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  5. http://blogs.yahoo.co.jp/usa123_12012年6月13日 23:46

    まさぞう様

    PSAの数値が高くなると心配ですが
    深刻な転移がなければ、あまり気にしなくていいと私の医者は言いますが

    それでも心配です。

    御身ご自愛専一になさってください。

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  6. usa123_1さま どうも有難うございます。

    私も心配です。でもどうにもなりません。自分の細胞が、自分を殺そうとしているので。困った連中です。

    ストレスを貯めないことだけが私に出来ることです。

    後は楽観するしかないかな、それでだめなら、諦めるしかなさそうです。

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