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2012年3月21日水曜日

ドセタキセル11クール目(治療開始から1年8ヶ月)

11クールめで、PSAは13.9に上昇。微増だったので、誤差の範囲か。ドセタキセルと併用している薬(エストラサイト)について、主治医はもしPSAが上昇したら、他のものに変更すると言っていたが、今回は見送り、再度エストラサイトを続けることになった。

また、4月以降、家の近くの病院に移りたいと申し出たところ、大歓迎のようで、それなら早速MRと骨シンチも撮ってから、4月下旬に移って下さいとのことで、検査をすることになった。

病院を替わる理由としては、①今の病院は経営状態が悪化していて、患者数が少ないだけが取り得になっており、いつ閉鎖されるか分からないこと、②放射線科や緩和治療の設備がないため、骨に痛みが出たときの対策が取れないこと(結局他の病院に移るか、他の病院を紹介してもらわないと出来ない)、③家から遠いこと、の三つなのだけれど、主治医からは特に理由も聞かれなかった。

エストラサイトの点滴時には、冷却法で手と足とを冷やしたが、爪の悪化傾向は止まらなかった。効かないか。あるいは100円ショップで買った材料に問題があったのか。

アマゾンで売っている冷却手袋、ソックスは日本へは送付してくれないので、米国在住の知人に頼み、米国で受け取ってもらい、転送してもらうことになった。早く着かないかな。学会報告では効く例が多いとされているけれど、実践してみないことには分からない。300ドルもしたけれど、もし爪が守られるならば、安い買物かもしれない。

移る先の病院は、大学病院で、混んでいた。あまりの混雑にうんざりだけれど、医師数が多く、前立腺癌の専門医もいるので、期待しているが、どうなるか。がっかりという可能性もある。

ドセタキセル投与後、4日目に、近所の温泉施設に行き、温い湯に1時間半程度浸かったら、湯疲れが出て、寝込んでしまった。体力がないので、温泉は危険なのかもしれない。以前はその程度の時間浸かっていても、湯温は38度程度で体力を消耗することはなかったのだが、どうも湯が強いのと体力が70代並みなのとが相まって、気分が悪くなった、湯あたりとなったようだ。

治療の一環で、湯治にでも行こうかとのんびり考えていたが、投与の後1週間以内は無理ということが分かった。運動も出来ないし、外出もままならないから、湯治なら大丈夫かなと漠然と思っていたが、そんなに甘くないようだ。


6 件のコメント:

  1. こんにちは、菜々子です。
    久々の更新で、お変わりないことが解り、安堵いたしております。
     psaの上昇 微増でとりあえずは、良かったと思いますょ。
    ご本人や周りのお世話致しているもには、はたして良いと言えるのかは、悩みますが・・・
     さて、手足を冷やす件ですが、私も看護師に以前聞いたことがありまして、患者さんの中には、やっていらっしゃる方もいますが、人それぞれの効果の表れとあっさりと返されてしまいました。でも外国では、良いとデータが発表されてますし、病院でも設置してますょと云いましたが、期待する回答を無かったです。
     まさぞうさんの結果を楽しみにいたしております。
    わたしの主人が試していることは、とりあえず、液体フコイダンを飲用しいることだけです。これは、みーみさんという方のご主人(10年近く抗がん剤をされてる)が、今まで頑張れたのもフコイダンの飲用も効してるからと言われたのをお聞きしたので(阪〇の医師が言われたようです)
    だめもとで、主人に飲用してもらってます。気休めかもしれませんが藁をつかむ思いです。
     新しい病院では、親身になってくださる主治医がつくと良いですね。

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    1. 菜々子さま おはようございます。みーみさんはすごいですね。恐らく、ドセタキセルの記録保持者ではないでしょうか。みーみさんのブログで歯を治すことが大事と思い、ゾメター開始前に歯だけは治しましたが、癌に関しては、あちらはPSAがかなり低いので、私とは状況が違うかもしれません。

      フコダインは高そうなので、迷いますね。アガリスクで懲りたので、特に悩ましいです。

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  2. 思わず主人と同じ爪と思いました。主人いわく、その縞々はドセタキセルの治療回数だそうです。ほんとかな?主人はやはり脳に転移していました。MRIの画像で私でもわかる位で2個その他細かいのが結構散らばっているそうです。病名「癌性髄膜炎」とのことです。現在症状は、物が二重に見え焦点が合わない、耳に水が入っているように聞こえる、物が握れないほどの筋力低下、そしてひどい頭痛です。対策しては手術で脳圧下げるために水は抜けると言っていましたが、主人は「自分の寿命を考えれば、そこまで必要ない」と言っていました。脳外科の先生も少しほっとしたような感じに見えました。主治医からは、頭痛は痛みどめで対応しましょうとのことでした。そして何かあったらすぐ、病院に来るようにとのこと。状況はかなり悪くなってきましたが、頑張っています。

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    1. あべるっちさま ご主人、脳に転移とのこと、また手術はなさらないとのこと、私もいつかはそうなる可能性があるので、我が身に置き換えて、考えてしまいました。脳の手術はリスクが高いこと、延命効果については少なく、専らQOLの問題と脳外科の医師のブログにあり、私ならどっちを選ぶか、おそらく真剣に悩むと思いました。

      病気になってご家族が辛いことの一番は、病気によって性格に影響が出る(本人にはどうしようもないのですが)ことだと思います。ご家族の支えなしには、末期癌の患者はどうしようもないにもかかわらず、そうした変化が起こってしまうのは残念で、悲しいことです。私の母親を見ていると、つくづくそう思いました。あべるっちさんも、大変と思います。頑張って下さい。

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  3. はじめまして。今月のはじめ頃からブログを拝見しております。わたしの父56歳も先月、前立腺癌ステージD2(リンパ、肺、骨転移)グリソンスコア8の診断を受けました。今はホルモン療法が効いてきて、PSA600⇒PSA300に下がりましたがまだまだ高い状態です。ホルモン療法が長く効いてほしいものですが、いずれは効かなくなるようなのでドセタキセルについて調べ始めた時、まさぞうさんのブログにであいました。父も建築の仕事をしており、年齢も同じで、父にもまさぞうさんのブログを見せました。同病で前向きに戦っている姿に励まされたようです。まさぞうさん久々のブログ更新でお変わりないようで、私も安心しました。無理をされないようにがんばってください!!

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    1. ぴょこたんさま はじめまして。お父様の病気について、ご心配と思います。どうもPSAよりも一般にグリソンスコア、年齢によってホルモン療法が効くかどうかが大きく影響を受けるように思います。勿論例外もあると思います。

      ホルモン療法は、女性の更年期障害のような副作用が出ますが、体力等には影響がありませんので、できるだけ運動をする、今まで通りの生活をすることをお勧めします。抗がん剤を始めると、体力が著しく(これも人によるそうですが)落ち、かなりのことが出来なくなりますし、次の薬がありませんから、精神的にも落ち込むことが多いためです。

      患者の不安は家族に影響します(伝染します)が、その逆も真で、ご家族がとても不安に思い、それが生活に出ると、患者も不安になり、ストレスに感じると思います。とはいえ、無理に明るく振舞うなど、無理でしょうから、自然体が良いのでしょうが。

      時々、もしかしたら、残されるご家族の方が、患者本人よりも不安感は強いのかもしれない、と思うことがあります。ご家族のケアは病院ではしてくれませんので、ご家族の皆さんの精神衛生にも、特にご注意されますように。

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