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2012年1月20日金曜日

久留米大ペプチドワクチン2クール目に

久留米大から連絡があり、ペプチドワクチン1クール目が終了した際の血液検査の結果、投与ペプチドに対する免疫反応が増加していると認められるので、2クール目に進むことが可能だとのこと。

この日は、午後から能楽堂でお能を見ていたのだが、最初の曲からぼんやりしてしまい、寝てばかり。詞章も良く読み予習もしっかりしたし、過去何回か見た曲だったのだけれど、うつらうつらしてしまった。突然、あれ、今日は連絡の日だった筈と思い出し、番組の途中でロビーに出て携帯を起動すると、久留米大から何回も電話が入っている。慌てて電話をしたら、担当の先生から、2クール目が可能なので、どうしますか、とのこと。お願いします、ということで、あと8回の投与に久留米へ通うことになった。

この日はとっても疲れていた。昼に食事をした御茶ノ水のキッチン・カ○リーという店では、風采が異様に思われたのだろうか、店に入った時から嫌な雰囲気。一番悪そうな席(入り口脇の狭い、風の吹きさらしのような席)に案内され、食事が終わっていないのに皿を下げられ、早く帰って欲しい雰囲気が明々白々。癌患者ってこんな風に差別されるのだろうか。髪がないってだけで、いかにも病人風ってだけで嫌な目に会うものなんだろうな、と初めて知った。お金を払う際、店はがらすきなのに、変な席に案内したことを多少は気にしたのか、「狭い場所で済みませんね」と女将が言ったのは、「もう来ないでね」とも聞こえたが。副作用もあり、そんなこともあり、気が重い日だった。

1時に始まった番組は、あと7時頃まで続く予定で、見たい番組がてんこ盛りだったのだが、健康第一であっさりと諦め、家に帰ってゆっくり過すことにした。帰りの電車で、短い電話での会話だったので、先生の話があまり良く理解できていないことに気付いた。「免疫反応が増加」といっても、ものすごく効果があった、少しだけ効果があったとでは結構差があるけれど、どちらなんだろう(多分後者かな)。増加したことは数値的に確かめられるとはいえ、PSAに影響していないようなのは何故なんだろう。

病院へ行ったら、先生に良く聞いてみよう。患者と殆ど会話をしたがらない主治医と違って、久留米大の担当の先生は、患者にできるだけ分かりやすく説明しようと努力する人だったので、率直に聞いてみようと思う。

とはいえ、駄目もとで、ペプチドワクチンをやって見たいと思っていたこと、主治医から抗がん剤は効いても半年と宣告されていたことから、もしPSAの上昇を多少なりとも抑える効果があるのなら、良しとしようとも考えていたので、多少なりとも効果があるのならば今後も続けたい。交通費や全額自己負担の医療費を考えると、現在引きこもりで実質失業中なので、頭が痛いけれども。



8 件のコメント:

  1. 良かったですね!!

    効果が出たということですよね。

    私は今、久留米大学のワクチン療法と岡山大学の遺伝子療法を
    両方考えています。

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  2. usa123_1さん おはようございます。私も岡山大の治験は関心があるのですが、募集の要件が厳しそうなのと、他の治験をやっていると直ぐには参加資格がないとのことなので、あまり調査していませんが、関心はありますので、進展がありましたら、お教えいただけると助かります。

    癌治療の効果ってのは、何をもって効果ありとするのか、判断が色々で難しいですね。全くのところ。

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    1. まきぞうさんこんにちは。
      MDV3100、カバジタキセル、TAK-700あたりの薬でもし治験募集があるようでしたら応募してみたらいかがでしょう?アビラテロンが海外ではかなり効果があるとされてるようですが、国内で治験がはじまったとの情報はないので、上記3つが期待できそうな薬になるのではないかと思います。

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    2. 匿名さん こんにちは。MDV3100、カバジタキセル、TAK-700、アビラテロンについては、やはり癌センターへ行かないと受けられないのでしょうか。今受けている治験、費用の問題もあるので、直ぐに新しい治験を受けようとは考えてはいないのですが、勉強して準備はしておきたいと思います。

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    3. 私も聞きかじりなので詳しくはわかりませんが、大学病院やhttp://www.fuchu-hp.fuchu.tokyo.jp/medical/chikenjimu.html「多摩総合医療センター」のように、治験事務局などがあるところを探すのが速いかもしれません。治験情報はhttp://ganjoho.jp/professional/med_info/clinical_trial/ct0060_p3.html#tabletopに乗ってるようですが、掲載資料は2009年のもののようなので、引用元を自身で調べる必要がありそうです。

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  3. 投稿が消えてしまってるようなのでもう一度
    治験は大学病院か「多摩総合医療センター」のように治験事務局のようなものを設置している病院へいけば可能なのではないかと思います。私も詳しくはわかりませんが‥。
    治験については「がん情報サービス」TOP > 医学情報 > がんの臨床試験一覧 > がん関係の臨床試験(泌尿器)で一覧がのっていますが、掲載情報が古いようなので、最新のものは引用元をご自身で調べる必要がありそうです。製薬会社にはそういった情報はたしかなかったと思いますが、のっている可能性もあります。

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  4. ”主治医から抗がん剤は効いても半年と宣告され”
    現在の癌医学はそんな特定が出来るレベルに達している筈はないので、もう一度主治医にその根拠を確かめられたら如何でしょう。「全く効かない人もいれば数年効く人もいる」と言うのが私の理解です。
    ”癌治療の効果ってのは、何をもって効果ありとするのか、判断が色々で難しいですね”
    PSAが急激に増えなければ効果があったと私は解釈しています。細胞というのは幾何級数的に増加するわけですから。

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  5. 木魚さま ありがとうございます。おっしゃる通りですね。今のところはPSAは横ばいなので、効いているのだろうと思います。しかし、PSAが上昇した場合には、やはり悩むでしょうね。急激な上昇でない限りは良いのですが、永遠に続くとは思えませんので。とはいえ、今から悩んでもしょうがないので、考えないようにしています。

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